投資の確定申告

◇投資の損益

 市場の変動が大きかった15年は、投資の損益にもばらつきがあるだろう。「源泉徴収ありの特定口座」を利用していれば20%の税が天引きされているので申告の必要はないが、損失が出たなら申告しておこう。3年間の繰越控除を受けられ、今後の利益といった相殺こなせる。

 また、複数の証券会社による人で損失が出た口座がある場合、申告すれば損益を通算し、払いすぎた税金を取り戻せる。

 しかし、夫が夫人控除を受ける専業主婦など、扶養されている人の場合、利益を申告するという所得が増えて控除からそれる恐れがある。

 仮にA証券で100万円の利益(20万円の税金が源泉徴収済み)、B証券で30万円の損失、C証券で20万円の利益(4万円が源泉徴収済み)となったケースがあるとする。すでに24万円が源泉徴収され申告の義務はないが、全口座を合わせると利益は90万円。本来の税額はその2割の18万円なので、払いすぎていることになる。この場合、申告で6万円を取り戻せる。

 ところが扶養対象の人の場合、申告するといった所得に90万円が加算され、控除を受けられなくなって仕舞う。そこで、B証券ってC証券の分だけを合算し、10万円の損失を確申するのだ。A証券で源泉徴収された分は取り戻せないが、C証券で天引きされた4万円の還付をいただける。

 銀行で投資信託などを買ったときの損益も対象になる。扶養だからというあきらめず申告しておきたい。

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